1000flavor’s diary

隙を作って自分語り

【ワンダーゲーム】は一体何がそんなにワンダーなのか ~『Switch』の特異性と青葉つむぎという超絶ハイスペックアイドルの爆誕~

【はじめに】

※記事内でそれっぽく断定的な言い回しをしていますが、すべて語尾に「と私は思います」が付いていると思ってください。自担の贔屓が露骨です。

※各イベントストーリー(特に【ワンダーゲーム】)のネタバレを存分に含みます。

※レクイエム読了前に執筆しました。

※当ページは、Happy Elements株式会社「あんさんぶるスターズ!」の画像を利用しております。
該当画像の転載・配布等は禁止しております。
©Happy Elements K.K

 

 

 

目次

 

 

【ワンダーゲーム】は『Switch』P必修のイベントです


去る2019年2月後半、『Switch』と『Eden』の合同箱イベント【ワンダーゲーム】が開催されました。
今回は既に2月前半で今年度分の【ショコラフェス】を終えていたため、各転校生は【返礼祭】がいつ開催されるのか楽しみにしつつも怯える毎日を過ごしていたことと思います。

 

■参考:『あんスタ』年間スケジュール(概要)

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そして2月12日に解禁されたイベント予告はこちら。

先述のとおり、『Switch』と『Eden』の合同イベントです。他校キャラである茨は初の☆5実装でもあります。
そしてご存知のとおり、あんスタは物語と現実の時間軸がリンクしていることが多いため、この【ワンダーゲーム】も2月後半辺りのライブではないかと予告の時点で推察できます。


2月後半といえば、そう・・・・・・明らかになる可能性があります。

 

 

4月以降の各『ユニット』の存続が。3年生の進路が。


つまり。『Switch』で例えるならば。

 

 

青葉つむぎの進路が・・・・・・???

 

 

 

ウワ~~~~~(CV.石川●人)

 

 

という混乱と共に始まった【ワンダーゲーム】、上記において特筆すべき点は以下のとおりです。

 

改めて明らかになった夏目とつむぎのお互いに抱くあまりにも壮大なクソデカ感情はさておき、一旦上記の点へ特化しましょう。

 

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▲「bluebird,redqueen/第十四話」より

 

・・・。


・・・・・・一旦、置いておきます。本当に。

 

 

実は上記の予想、結論から言うとほぼ当たります。

 

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▲「bluebird,redqueen/第九話」より

 

 

おお。

 

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▲「エピローグ」より

 

大事なことのようなので夏目自ら2回説明してくれました。

 

というわけで、直接の【返礼祭】ではありませんでしたが、思わぬ形で『Switch』の“未来”が明らかになりました。
4月以降の『Switch』も安泰だ~!やった~~~!!!

 

 

さて、では『Switch』の“未来”とは切っても切れない関係であるつむぎ個人の進路はどうだったのか。

作中で明らかになったのか直接確かめたい方は、以下の記事をお読みになる前に是非【ワンダーゲーム】をご一読ください。

 

 

・・・・・・時間がないよ、という方はとりあえず「bluebird,redqueen/第八話」だけでも
ただし各キャラ(特に夏目と茨)の葛藤や思惑などを時系列順に追いたい方は、絶対「プロローグ」から読んだ方がいいです。
特に「慌てふためく夏目」の描写が好きな方は是非是非全編をどうぞ

 

 

読みましたか?読みましたね?

 

 


改めてつむぎ個人の進路や『Switch』の特異性に言及する前に、まずは『あんスタ』の根幹に関わる以下について触れておきましょう。

 

 


いよいよ『あんスタ』に「新章(未来編?)」が実装されます

 

 

>4/7 21:36追記

感謝祭おつかれさまでした!以下の推論ほぼ確定しましたね。楽しみです。

 

2018年11月10日、ニコニコ生放送『月刊あんさんぶるスタジオ!11月号』にて衝撃の発表がありました。

(1) 2019年度後半にアプリ名を『あんさんぶるスターズ!!』と改題し、大型アップデートを実施する。

 

(2) 従来システム『あんさんぶるスターズ!! Basic』と新規リズムゲームあんさんぶるスターズ!! Music』どちらでも遊べるようになる。

 

(3) ストーリーは完全新章に突入し、Saga編の「その後」が描かれる。

 

 リズムゲーム新設も驚きではあるのですが、最大のポイントは(3)ではないでしょうか。

 

『あんスタ』のストーリーの最大の特徴は「特定の一年間に『フォーカス』する時間軸」ですが、この前提が覆される可能性が高くなっています。

 

つまり、3年生の卒業後の描写の解禁――「未来編」の実装です。

 

新章を「未来編」と仮定している理由は以下の2点です。

 

  • 新章がSaga[後編](=冬)に引き続く物語であるため。

 (=転校生が3年生へ進級した以降に言及する可能性が非常に高い)

  • 新章の説明に「新章突入後も、全ユニット、全キャラクターが登場することが決定しています」と明記されているため。

 (=“卒業生”もきちんと登場するという事前説明?)


今後は真緒世代の生徒会の活躍も・・・新入生(新キャラ?)の入学も・・・OBかつプロアイドルして3年生が登場する可能性も・・・コズプロとの協調路線の描写も・・・最強3年生ユニット『Trickstar』が君臨する可能性もあるかもしれません。

 

「未来編(仮)」、きっとますますキャラクターの関係性が充実していくことでしょう。楽しみですね。

 

 

 

『Switch』って結構面白い立ち回りをしているんです

 

そんな衝撃が満載であろう「未来編(仮)」にて、『Switch』ひいてはつむぎはどのような立ち位置として登場するのか。
その最大のヒントが【ワンダーゲーム】にて示唆されていますが、そもそも『Switch』は既にアプリ内で特有の立ち位置であることを自ら明言しています。

 

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▲「先輩は心配性」より

⇒『☆3[お手製]青葉つむぎ』のアイドルロード解放で読めます。通常・限定ダイヤスカウトまたは☆3確定ポイントスカウトが排出対象です。

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アイドルがアイドルにビンタしている絵面をカードにするな

 

 

ご存知のとおり、『Switch』が実装されたのは2016年8月。

『あんスタ』の配信開始は2015年4月末であり、最初の【返礼祭】は2016年3月上旬に開催されたため、2015年4月~2016年3月の“1周目”の地平線では我々が『Switch』を認識しないまま物語を終えています。

⇒これに関しては別記事でアホみたいに熱弁しているので良かったらどうぞ。

 

この「正伝(≒主人公)の裏で暗躍する観測者」というのが、『Switch』の真骨頂です。


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改めて『Switch』のユニット紹介を確認すると、「『幸せの魔法』をかける魔法使い」という記述があります。
このように「悩める誰か(物語の主人公)をサポートする」というのが『Switch』のコンセプトなのです。


余談ですが、『Switch』自身の危機(『プレアデス』参照)では、『あんスタ』最大の主人公である『Trickstar』メンバーが挙って助けてくれます。エモいですね。

 

 

ということで、『Switch』が『Switch』らしさを発揮している描写は、意外と☆3カードとして実装されたイベントに多かったりします。(【オータムライブ】のつむぎとかね!)
以下個人的に好きなエピソードを並記します。

 


「追憶*春待ち桜と出会いの夜」

 参照:☆3[奥底の心]逆先夏目

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いわゆる『Trickstar』の追憶編です。1年前のスチルのため、皆髪型や顔立ちが少し違っています。
作中で『Trickstar』各メンバーの初対面描写がありますが、その接触に同学年の夏目が少なからず関与していたことが判明します。

 

夏目は「観察」の対象として最初に北斗を目を付けていたが、スバルへ鞍替えした。
⇒「逆先には近付くな」という北斗からスバルへの忠告を招く

 

ゲーム研究部の先輩に仮入部を依頼されていた夏目がスバルをゲー研仮入部へ誘った。
⇒ゲー研部室にいた真とスバルが鉢合わせする

 

なお、この日に縁あって、スバル・北斗・真・真緒は桜の木の下で初めて4人で会話をします。


また、半年後。【金星杯】という新設ドリフェスで4人は初めて一緒にライブをすることになります。
選出基準は各クラスの成績順であり、A組からはスバルと北斗(当初予定の夏目は辞退)、B組からは真と真緒(当初予定の凛月は辞退)が選ばれました。
夏目と凛月の辞退理由は零の「金星杯は『一年生だけでライブをした』という実績作りのための不毛なもの」という推測に基づいており、特に夏目は「大衆の支持を得るためのパフォーマンス」と自ら判断して辞退しました。

 

そして利用される云々など考えず無鉄砲に参加した4人は、その後『Trickstar』として「主人公」街道を歩むことになります。

 

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▲「star gazer/第五話」より

 当時夏目を『五奇人』末っ子として可愛がっていた渉氏からのありがたいお言葉

 


「招福*鬼と兄弟の節分祭」

 参照:☆3[豆と戦略]逆先夏目
    ☆3[豆避け]春川宙

 

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『あんスタ』二大兄弟こと葵兄弟と朔間兄弟が揃ってハイレアです。イベント名通り「兄弟」がテーマとなっています。
【節分祭】は零が葵兄弟(=『2wink』)のわだかまりを解消しようと企画したドリフェスですが、こちらには実は夏目と宙も参加しています。

 

夏目は狂言回しとして【節分祭】の本来の趣旨を企画後援者である生徒会の真緒へ示唆し、宙は親友であるひなたに「お手伝い」を申し出ます。

 

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▲「暗中模索/第四話」より

 

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▲「比翼連理/第二話」より

 


『幸せの魔法』のオンパレードや~~~!

 

 

「ノエル*天使たちのスターライトフェスティバル」

 参照:☆3[己の性格]青葉つむぎ

 

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【スタフェス】の『fine』編です。初めて自作の企画書を提出した桃李と英智が「対等な仲間」としてぶつかり合うエピソードです。
本イベの「主人公」は当然『fine』となりますが、つむぎも1話だけ登場しており、寒さで体調を崩し弱っている英智にそっと寄り添っています。

 

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▲「child birth/第三話」より

 

この会話の直前には以下のようになかなかパンチの効いた言葉も。つむぎ本当にそういうところだぞ。

 

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いかがでしょうか。☆3カードとして登場する『Switch』、なかなか彼等らしい登場が多いのではないでしょうか。

 

 


やっとこさ青葉つむぎの話なんですけど


さて、ようやく話は戻り【ワンダーゲーム】についてです。
この度作中にてめでたく『Switch』唯一の3年生であるつむぎの進路が明らかになりました。

 

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▲「bluebird,redqueen/第八話」より

 

元・アイドル養成所経営者であった母親(詳細は『エレメント』参照)の人脈によるものだそうです。
かつて新興宗教に没頭したり借金を重ねたりしていた彼女によってつむぎに苦境を強いられていたことを考えると、感慨深いものがありますね。

 

つまり、つむぎの進路を一言で説明するなら、「新鋭芸能事務所の社員兼アイドル」ということになります。

 

つむぎの就職先は設立者が情熱だけで立ち上げた弱小事務所(つむぎ談)ですが、
その事務所は既に夢ノ咲学院(≒英智)とコズプロ(≒茨)の全面的な支援を受けられることが判明しています。

また、茨の誘導もあり、事務所へは今回の【ワンダーゲーム】の共演者でもあった「未熟でまだ持ち味を発揮できていない無名のアイドル」の大量加入も予定されています。
(ちなみにこの「無名アイドル」達の大半はつむぎの母親の元・塾生です)


支援の理由として、夏目は以下のことを指摘しています。

  • 事務所は業界の内外に強い影響力を有しており、今後の芸能界を左右する潜在力がある。
  • 事務所には巨大な利用価値があるから夢ノ咲学院とコスプロが投資対象としている。
  • 夢ノ咲学院とコズプロは共同出資をしつつ、互いに主導権を握るタイミングを窺っている。

 

さて、つむぎは旧『fine』のメンバーであるため、英智(夢ノ咲学院)はもちろん凪砂・日和(コズプロ)とも浅からぬ因縁があります。


そんなつむぎが、今後の芸能界の命運を握る事務所の中心となろうとしています。


これは間違いなく「未来編(仮)」への布石ではないでしょうか???

 


組織が大き過ぎると却って動きづらいことは絶対にあります。

天祥院財閥にもコズプロにもできないことを小回りの効く事務所で悠々とこなすハイスペック社員兼アイドル青葉つむぎ・・・・・・

 

 

ここに、青葉つむぎという超絶ハイスペックアイドル(兼社員)が誕生しました。

 

 

そして何より彼の選んだ進路は、かつて『エレメント』や『プレアデス』で描かれた彼の願いの象徴でもあります。


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はぁ・・・・・・推しが今日も尊い

 

 

 

 

 

以下おまけ。

 

【ワンダーゲーム】で『Switch』のはじまりとおわりは一通り描かれたのかな?という感じはしなくもないですが、今後の『Switch』の箱イベでは是非宙を中心としたストーリーを見たいですね。


今イベではまだ彼が昨年度の悲劇の詳細を説明されていない描写が散見されていて、ちょっと蚊帳の外っぽくてアレだったので。
この辺が『Switch』の【返礼祭】のカギになるんでしょうか?

 

 

 

ていうか既に『fine』はやってるの!つむぎ⇒弓弦を【オタライ】で、英智⇒弓弦、桃李を(おそらく)【スタフェス】で。

 

宙があの過去をどう受け取るのか!!!見たい!!!!!

 

 

 

今後の『あんスタ』も楽しみということで!今度こそおしまい!

 

 

 

ここまでお読みくださりありがとうございました。