1000flavor’s diary

隙を作って自分語り

美術館にて

※本当にただの日記です。

 

 

 

 

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つい先程、帰省ついでに地元の私設美術館へ旦那と父母と行ってきた。
客入りはそこそこで、GWに相応しく家族連れが多い印象だった。


展示室は当然ながら私語禁止で、来場者は揃って無言で絵画や彫刻を鑑賞していた。
どの展示室にもコピペしたような女性学芸員が控えていて、能面のような表情で椅子に座っていた。


さて、肝心の展示は現代美術が中心だったため、モチーフがよくわからない抽象画がたくさんあった。
私を含め、客は絵画からどのように芸術性を読み取れば良いのかわからず、首を捻っている人が多かった。


「すみません、それ以上は入らないでください!」
声が響いた。学芸員である。どうやら私の母が知らない間に立ち入り禁止のテープを越えていたようだ。


学芸員の顔を見ると、能面が外れて「困惑」が表れていた。
無音の展示室内、塗り固まった泥のような空気が動いた瞬間。

 


あ。

芸術だ。