1000flavor’s diary

隙を作って自分語り

天祥院英智が「プライドの高い根暗」であることはエピリンから確定的に明らか

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 ©Happy Elements K.K

 

 

 

『Link♪ここから始まるシンフォニア』のフルボイス化、本当におめでとうございます。

こちらの通称「エピソード:リンク」(以下「エピリン」)は以下の公式ツイートにも記載されているとおり、『あんスタ!』(スバル世代2年生)と『あんスタ!!』(スバル世代3年生)を繋ぐ重要なストーリーです。

 

 

2019年春公開の大型アップデート発表サイトにも本イベントのことは既に明記されていて、当時のプロデューサー、もとい転校生たちは首を長くして公開を待ち望んでいました。

そしてこのエピリンは、なっちー史において「エレメント」「ワンダーゲーム」と並ぶとても思い出深いイベントです。
ささやかながら、以下に私の戯言を書き記そうと思います。

 


☆☆☆天祥院英智の話をさせてくれ☆☆☆

 

〜もくじ〜

 

「エピリン」とは

当時のイベント予告はこんな感じでした。

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『Trickstar』と『fine』による箱イベです。
『あんスタ!』における最大の主人公(反体制派)である『Trickstar』と最大の敵(体制派)である『fine』は当然メインストーリー上の掛け合いは非常に多かったのですが、実は当時のイベントでは一度も合同の箱イベが実施されていませんでした。
最後の最後のイベントで、初めての、念願の合同箱イベということで、当時かなり話題となっていました。

あらすじのとおり、スバル世代進級間近の春、すなわちESスクエア落成時のお話です。

 


英智と渉の関係性

もうここからは何も隠しませんが、私の注視している二人へ一気に話題を絞ります。

エピリンの英智が何を懸念していたかというと、渉の進路です。

渉はアイドルであると同時に、役者としても既にかなり著名でした。

卒業後は北斗の母親の主宰する劇団への所属も決まっていました。

かなりハイレベルで有名な劇団であり、日々ハードな練習が待ち受けていることが想像できます。

このため、英智「渉は役者とアイドルを両立する気があるのか?卒業後も『fine』に所属し続けるのか?」という疑問を抱いていました。
でも本人には訊いていません。それどころか懸念を隠してさえいます。

 

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▲「Dreamer/第一話」より


懸念するも直接尋ねられない理由としては、渉が『fine』に加入した経緯が挙げられます。

 

~こんな経緯でした~

1.一年前の夢ノ咲学院の生徒達はネームバリューに驕り、アイドルとしての研鑽を怠っていた。このため、卒業生はアイドル業界で疎まれていた。

2.状況打破のため、英智(後の体制派筆頭)は実力のある生徒5名を『五奇人』としてピックアップし、盛り立てる様を装って「学院が腐敗したのは『五奇人』のせい」という風潮をでっち上げた。

3.英智自ら率いる『fine』が『五奇人』を制圧し、学院は平穏を取り戻した。しかし、その実情は「生徒会の価値観に合わないアイドルは排除される」という悲惨なものだった。

4.渉は陰謀を主導した英智「おもしれー男」とみなし、元被害者一味であるにもかかわらず自ら『fine』へ加入した。

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▲『追憶*マリオネットの糸の先』「Masquerade/第二話」より

 

この負い目があったため、「『fine』に居続けてほしい」と言いづらかったと推測できます。

 

 

それでもそのタイミングでそれ言います?

さて、エピリンで何やかんやあって、英智は渉に直接真意を問いただすことになります。

 

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▲「Deadend/第七話」より(以降同様)

 

そして、要領を得ない渉へ最後にこう言い放ちます。

 

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やばくないですか?

 

もう一度言います。

 

やばくないですか?????


「復讐」という表現は、渉は脱退を目論んだ上で『fine』へ加入したというニュアンスを含んでいます。

かなり悪意ある計画です。

 

英智は、渉の思考回路をそう解釈しました。

 

こ これは……!?


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▲『幕開け!夢ノ咲サーカス』「エピローグ」より

 

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▲『スカウト!ダンスフロア』「スローステップ/エピローグ」より


今まで読んでいた『fine』ハートフルストーリーは?

 

……とはいえ、英智は本心でこのように言ったわけではありません。(以下「となっちーは思います」略)

 

英智にとって最悪の事態が「渉は脱退を計画した上で『fine』へ加入した」であるからこそ、自ら渉へ公言したのです。

 

そうすれば、自分が傷つかずに済むからです。

 

英智は、自分の一番されたくないことを進んで明示することで、「僕は君の意図を理解できている、だから僕は君の想定ほどダメージを負っていない」と必死にアピールしているのです。

 

なんてプライドが高いのでしょうか。

 

そしてなんて根暗なのでしょうか。

 

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▲俺零様もそう言っています。

 『追憶*集いし三人の魔法使い』「灰は空に帰す/第三話」より

 

▲昨夏はこのネタでひとり遊んでました

 

英智の生い立ち(詳細は是非アプリをお読みください!)を考えると、この性格形成はめちゃめちゃにエモいですね。

 

私は今まで英智の思考回路を妄想する際、つい高慢に、ついネガティブに傾倒してしまうのですが、エピリンを読んで以降は「当たらずも遠からじかぁ~~~?????」とますます図に乗っています。

 

余談ですが、最後の英智の問いかけに対する渉の返答がとても洒落ているので、詳細は是非ご自身の目で確かめてみてください。

 

そんなこんなで、私にとってのエピリンは思い出深いのでした。

 

 

……というわけで私は遅ればせながら今からフルボイスを聴いてきます。

声優の皆さま、どんな演技をなさっていますか。

件のセリフ、どんな感じですか。

 

私は無事で済みますか。

 

 

 

ここまでお読みくださりありがとうございました♪